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2008.03.08 (Sat)

家に帰る

 殺害された妻の死の真相を追い求める話、と言ったら少々語弊がある。追い求めたのは真相ではなく、愛したその人。真相は愛する人の歩いた軌跡の上に、ただ転がっていたに過ぎない。
 映画『ナイロビの蜂(THE CONSTANT GARDENER)』(原作:ジョン・ル・カレ/John le Carré、監督:フェルナンド・メイレレス/Fernando Meirelles、出演:レイフ・ファインズ/Ralph Fiennes、レイチェル・ワイズ/Rachel Weisz)。
 彼女こそが私の家。この映画の主題はそこにある。製薬会社の人道を外した人体実験や、その非人道的な行為の前に国民を差し出す国家、この大きく深刻な社会テーマに比肩してひけをとらないその愛の深さ。妻は夫を愛していたからこそ、自ら立たされた問題で夫を巻き込まないように秘密にした。そんな深い愛に包まれていた夫は、彼女の喪失と共に彼女の愛の大きさに気づく。
 彼女こそが私の家。私を包み、そして守ってくれる偉大な故郷。
 だから帰る。妻と言う名の家に。彼女が歩いた道を同じように歩き、たどり着いた地で妻と共に眠る。
 映画を見終わった後に、自分にも私を迎えてくれる家があるなぁとしみじみと思った。人生の最も早い時期に、私が10ヶ月ほど住んだ家だ。こんなダメ人間でも、その家はまだ私を見捨てないでいてくれる。失ったら立ち直れないんじゃないかと思う。感謝してもしたりないはずなのに、毎日が不孝の連続。情けない話だ。
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Comment

最後の私的な4行・・・いろいろ深読みしてしまったよ。^^
時雨 |  2008.03.09(Sun) 07:12 |  URL |  【コメント編集】

おはよ

本当の意味の“不孝の連続”しちゃってる人は、気付くことすら無いよ(笑)
引き締まる思いなのかな?
ではでわ
(∂∇∂) |  2008.03.09(Sun) 08:15 |  URL |  【コメント編集】

生まれ育った家はありますが、今はもう他人様が住んでます。
親は私の住む町に引っ越してきているので、いわゆる本当の意味での実家には入れません。
だから地元に帰った時にはやっぱりさびしいです。
飲み会でもホテルとらなきゃいけないからね・・・
ツレも子どもがいるやつがほtんどだから泊まれないし・・・
今の家のほうが長く住んでいるのに、愛着的なモノは旧実家に対しての方が大きい。
やっぱ小さい時に過ごした家は特別なモノがあるんですね。
でも、家というより家族がいるから今の家のほうが居心地はいいのでしょう。
色々不満はあります。が、家族の笑顔で随分救われてます。
色んな意味で。
迎えてくれるのは家とともに家族でもあるんですね。
zerobase |  2008.03.09(Sun) 08:59 |  URL |  【コメント編集】

迎えてくれる家

わたしには幸いにもいつでもわたしを迎えてくれる家があります。
そこにたどり着くのに、時間もお金もかかるけど。
でも、自分には絶対必要な場所です。

わたしも「自分ってなんて不幸なんだろう」と思うことがありますが
そんな場所をもっているってだけで、ものすごく幸せなんですよね。
ひろせ |  2008.03.10(Mon) 22:15 |  URL |  【コメント編集】

 生まれた時から住んでいた家は昭和9年に建てられた純和風の家でした。
 今はそこを建て直して住んでいますが、現代風の家にはあまり愛着を持てず、古い家の夢ばかり見ます。
 生家を失ったことは、返る場所が無くなったに等しく・・・いつか呆けでもしたら、ありもしない生家を探して彷徨うかもしれません(^^)
 もう一度家を建てる機会があったら、小さくても良いので、純和風なつくりにしたいものです。
myth |  2008.03.14(Fri) 20:29 |  URL |  【コメント編集】

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