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2011.04.11 (Mon)

「腐海」という名の浄化装置

 番組の改変時期で面白いものがなかったのか、両親がずっと前に録画してそれきりにしていた草剛主演の映画『日本沈没』を観ていました。これは、地殻変動によって日本が海底に沈んでいく物語です。しかし私自身は、同じ状況下において日本列島を沈没から救ったとしても、現実は日本という一つの国のみならず、周辺国、あるいは地球そのものの崩壊を食い止めることはできないだろうことが、さる311日の東日本大震災によって証明されてしまった皮肉を思わずにはいられないのです。
 きっと、その状況下では制御を失った原子力発電施設が放射能物質を撒き散らし、地球を汚染していくことでしょう。
 そして同時に、核の力を手に入れた人類は、核が暴走しないよう制御し続けることを宿命付けられ、あるいは完全にその毒を浄化するまで絶滅を許されない「種」となったのだと、そんなことをこの頃思います。

 そういえば、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』は、汚染により崩壊した文明社会と、文明崩壊後の地球を浄化し続ける「腐海」、そして、腐海のほとりで生きられるよう改造された人類と動物達を描いた漫画でした。ただし、腐海のほとりに生きられる「種」は浄化後の世界で生きることはできません。『ナウシカ』の世界では、崩壊前の清浄の地に生きた種は安全な場所に保存され、腐海による浄化が完了した後再び地上へ放たれるよう前文明が遺したシステムによりプログラムされています。そして、人類も同じように保存され浄化の後に入れ替わるよう予定されているのですが、ナウシカは前時代の遺産によるそのような支配を拒絶し、清浄の地を待ち続ける「人類」をそれを守るシステムごと破壊してしまいます。つまり、滅びの道を選ぶのです。
 皮肉なことに、ナウシカにより破壊された場所はヒトという種だけが保存されていたので、それによって滅びるのは人類だけです。
 どんなときにも戦争をやめられず、環境まで破壊する「人類」。この、地球上で最も有害な種がいないことこそがこの星にとっての幸いなのだと、宮崎駿はナウシカの行為によって代弁させたのかもしれません。
 それにしても、腐海のような浄化システムが今の日本には必要なようです。あるいは『宇宙戦艦ヤマト』でいうところのコスモクリーナー
Dがあったなら、と。
 しかしそんなものが現実に存在しない今、何の知識も技術も持たない私のような人間は、一刻も早く放射能物質の流出が止まり、安全が確認されますように、と、昼夜を問わず懸命に作業されている東京電力とそれに協力する技術者の方々の作業に敬意を表し、そして、祈り見守ることしかできません。
 日本は自然の豊かな国です。
 古くは「みずほの国」と言ったように、四方を海に囲まれた水資源の豊かな国です。
 その豊かな国土を、守っていかなくては。
EDIT  |  18:27  |  TB(0)  |  CM(3)  |  Top↑

Comment

考えさせられますね

「ナウシカ」「もののけ姫」にしても、人間はなんて愚かな
生き物なんだろう。もっと自然と調和して生きていかなくては
いけないのにと、考えさせられる映画ですよね。
便利な生活に慣れてしまうと、もっともっと便利にと思うのが人間。
なかなか難しいものですね。
ひよこママ |  2011.04.17(Sun) 22:29 |  URL |  【コメント編集】

ひよこママさん

ほんとうですね。
でも、最近少し照明が暗かったり、物がなかったりして思ったんです。
あると便利だけど、なくても実は大丈夫だなって。

私たちの生活は、本当は必要ではないのだけど、あると便利なもの
で成り立っているのですね。
タム |  2011.04.18(Mon) 15:53 |  URL |  【コメント編集】

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 |  2011.11.09(Wed) 18:37 |   |  【コメント編集】

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