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2010.03.13 (Sat)

雀の子 そこのけそこのけ 車が通る

 私が知る限り、受けた恩に報いる鳥は鶴と雀だけだ。今までの人生の中で鶴を助けたことはないので、残念ながら私のもとにイケメンの旦那様が舞い込んでくる! という奇跡は起こりそうもないが、雀のお宿くらいには案内されてもいいのではないかと思う。
 全日空ホテルの前をふらっとしていた時のこと。車も出入りするエントランス前の街路樹横で、小さな雀がよちよちと歩いている。時々羽をバタバタと広げるが飛ぶ気配はない。雀は雀だが巣立ち前の子雀という感じだ。追い越して行ってしまおうかと思ったが、車に踏んづけられても可哀想なので掬い上げてみたら、いとも簡単に手の中へ。すっぽりと納まってじっとしている。
 飛べない子鳥がそれほど遠くに行くはずもないだろうと思って上を探してみたら、街路樹の幹に小さな巣があったので、たぶんここから落ちたのだろう。私の身長では背伸びをしても手が巣に届かなかったので、持っていた日傘の先にそっと乗せて巣に近づけてあげるとピョンと跳ねて巣の中へ。
 気分のいい瞬間だった。
 なので、雀のお宿に案内せいだの、小さい葛籠をよこせだのは殊更言う気にはならないのだが、そのあとの仕打ちが良くない。高松の商店街でブラジャー代をぼられ、桂浜近くの漁港でタクシーの中に日傘を置き忘れ、穂エールウォッチングではお目当ての鯨にめぐり合えず、千葉に戻ってからは高熱にうなされた。とほほ。
 せめて無事に千葉に戻れるくらいの報恩があってもいいのではないの? なんて言いたくもなる。同時に、もしかしてあの巣は別の鳥のものだったのだろうか、なんて考えてしまったり。
 それにしても、最近は実家の方でも雀を見かける機会が減った。木造建ての家が減って巣を作る場所が少なくなったり、餌をとる場所が減ったりしていることが原因らしい。稲穂を食べることで害虫とされる雀は、同時に稲に群がる害虫を駆除する益鳥としての側面もある。お隣の国では雀を大量に駆除して凶作になったこともあったとか、なかったとか。
 ともあれ、よくよく見ると雀というのは可愛い顔をしていて、チョンチョンと跳ねて歩く姿も愛おしい。そこのけそこのけお馬が通る、と詠った小林一茶の気持ちがわかるような気もするのも、蓄えもなく年だけ重ねて生きていることの証明なのかもしれない。
EDIT  |  18:10  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

Comment

雀の子

 私も同じ状態の雀を小学生の頃に庭で発見しました。
 しかし、巣が見つからないので、取りあえず鳥かごに保護したのですが、餌を食べず、翌朝には死んでしまい、大泣きしたのを憶えています。
 多摩川が近いせいか、このあたりでは、雀、メジロ、ヒヨドリ、カラス、鳩、コウモリなど、結構多くの鳥が見られます。
 毎年蜜柑がなるのですが、ちゃんと鳥の分を残してあげます。でも、お宿にお呼ばれしたことはないです(・・*)ゞ
 でも、タムさんの優しさは、いつか思いがけないときに恩返しされるかもしれませんよ。
myth |  2010.03.19(Fri) 11:18 |  URL |  【コメント編集】

可愛らしい

小さいとはいえ、なかなか人の手の中には
入って来ようとはしないと思うのですが、
タムさんの“優しさ”オーラが出ていたのでしょうね。
微笑ましい写真ですね。

ひよこまま |  2010.03.25(Thu) 07:38 |  URL |  【コメント編集】

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